難関中に行くなら本当にサピックスでいいの?

query_builder 2015/05/28
受験全般
難関校を目指す塾生

タイトルが広告みたいになってしまいましたが、今年の合格実績を見て、「いい」としか言いようがありません。

サピックスの2015年度入試は、開成は昨年度にくらべて16名減ですが、筑駒、麻布、駒東は昨年度並みで、新カリキュラムで苦しむ四谷大塚を尻目に、高値安定です。


先日の四谷の合格実績でピックアップした学校について、サピックスでも比較してみます。


昨年度→今年度

攻玉社 123→150

芝 181→182

サレジオ 97→90

本郷 154→175

立教池袋 53→43


四谷が軒並み落としていた学校をほぼ横ばいです。

上位校で若干数字を落とし、気になるところもありますが、ほぼ変わらずと言ってもよいでしょう。

塾の内部の人は、新6年からの転塾生のデータを持っているので、より正確に状況を把握していると思いますが、一般人にはこのくらいのことしか言えません。


よく、こういう数字で勝った負けたなどと小学生並みのことを言い出す人がいますが、勝ち負けではありません。

団体戦でもなんでもありません。


早稲アカが御三家総数で日能研を上回ろうが下回ろうが、内輪で大いに盛り上がってくださいとしか思えません。

勝ち負けとは生徒数の増減のことです。

そして、合格実績から読み取れる大事なことは、他塾との比較ではなく、自分の塾が昨年度にくらべて増えているか減っている変わらないかです。


変わらないのであれば、また次年度も同じようなサービスになるでしょう。

増えているのであれば、職員の勢い、自信は増し、上げ潮ムードで生徒自身も引き上げてくれるかもしれません。

減っているのであれば、引き締めて改革するか、諦めるかのどちらかです。


どちらかというと諦める方が多いと思います。

前職のあの諦め方は残念としか言いようがありません。

責任者が上が「最上位クラスはオレ以外に誰ができるの?」と幸せなことを言って責任を取る気がないのが残念でした。

そういう視点に立てば、サピックスの場合、開成以外は下がっていないわけなので、引き続き、同じようなサービスを受けられることでしょう。


「実績は、できる子達が稼いでいるわけで、「サピックスに行っていれば、誰でも難関校に受かるわけではない!」 「力があればどこの塾に行っても同じ結果になる」 と思う人もいることでしょう。

その意見に頷きそうになりますが、冷静に考えると違います。


例えば、ざっくばらんに、


Aランク:開成・桜蔭余裕

Bランク:開成・桜蔭ギリギリ

Cランク:開成・桜蔭受からない


とします。

本当はもっと何段階もありますが、分かりやすく3段階としました。

Aランクは、たしかに、どこの塾でも開成・桜蔭に受かるかもしれません。

Cランクは、サピックスに行っても受からないでしょう。

もちろん他の塾でもダメだと思います。


ポイントはBランクがどうなるかです。

そして人数は、圧倒的にBの方がAより多いです。

CがBより多いのはここでは関係がありません。


Bランクが、優秀生の多いサピックスに行った場合と、他の塾に行った場合を想像してみてください。

例えば復習テストで1回サボってしまったとします。


サピックスなら、優秀生が多いので、平均点以下だった…拙い…

他の塾なら、これでも2位?


どちらが、その後の学習姿勢がよくなるでしょうか?

周りを見て育つ。

これが大切だと思います。

もっというと、まわりのお子様の目ってかなり怖いものだと思います。

子どもは、決して天使ではなく、悪魔のようなセリフをズバッと言います。

まわりの目を気にする現代の子ならなおさら影響を受けるかもしれません。


掲示板などでは、先生ではなく、塾はシステムで選ぶという人や、サピックスの教材やシステムが優れているという人がいます。


大きく間違っているわけではありません。

たしかに、良い講師が担当していたと思っていたら、学年切り替え時に変わってしまう場合もあると思います。

人事異動がある以上、人で選ぶのは難しいです。

個人塾はそこが最大の利点です。



しかし、サピックスの教材やシステムってそんなに良いでしょうか?

それを真似した四谷が苦戦しています。


実績が出ているから素晴らしいシステムに感じられるかもしれませんが、そうでもありません。


ポイントは、生徒が、その教材をどれくらい使いこなしているか、システムに乗っているかです。

「そうでもない」と書いたのは、システムにがんばって食らいついていったのに力が付いていないケースも目立つからです。


それでも、他の塾とくらべるとサピックス生の方が教材を使いこなしていることでしょう。

前述の通り、ライバルが手強いからです。

ライバルの存在はシステムとは言わないと思います。


そして、たくさんの生徒が難関校に受かるのを見届けた講師は「このくらいやれば受かる」「このくらいなら受からない」というのを、他の塾の講師にくらべてずっと知っているはずです。


これが伝統であり、サピックスは「伝統」が最大の売りだと思います。

10年以上もNo.1に君臨していれば伝統と呼ぶべきだと思います。

教材やシステムよりも伝統が売りというわけです。


教材、システムだけでなく、授業でも考えてみます。

クラス15人中、開成余裕のAランクが1人、ギリギリのBランクが4人とかだと、10人という大多数を意識した授業になりがちです。


クラス15人中、A・Bランク12人だったとしたら、それに漏れた3人のフォローはやったとしても、授業では徹底的に開成に受かるように鍛えられるはずです。


この環境で3年間過ごすことを考えれば、その差はとてつもなく大きくなると思います。


お子様のランクが分かって、AかCなら、どこの塾でもいいわけですが、ランクは分からないので、サピックスを選んだ方が無難だと思う次第です。


サピックスをお選びになっただけではダメです。

その中でグイグイ伸びていかないと。

それは百も承知なはずですが、全員が伸び続けることはありません。


そこで、他の人より一歩上を行くためには工夫が必要です。

良い戦略を練ることです。


できる人は、みんなひと工夫しています。そのひと工夫を算数教材塾・探求の大手塾の解説書を使用した学習にするのはいかがでしょうか。