ゲームは辞めさせた方がいいか

query_builder 2015/04/04
受験全般
ゲーム

勉強は息抜きも必要

受験勉強をしていると、息抜きが必要です。

四六時中勉強なんていう勉強大好きなお子様もいるかもしれませんが、普通は、勉強はやりがいはあったり、楽しかったりしたとしてもストレスがたまります。

長時間の勉強にならないように適度な時間で切り上げ、そのかわり毎日勉強することが大切です。

集中力を高めるために、全教科リフレッシュな頭ではないといけませんが、長時間の勉強になると、算数は思考系の問題は考えられなくなるでしょう。

勉強の合間にゲームをして気分転換をする子どもは多いと思います。

そういうのは男子の話かと思っていましたが、女子もかなりゲームにはまっているようです。


今回のブログは、ゲームについてどう考えていくかという話になります。

いろいろ話が飛ぶかもしれませんが、お役に立てれば幸いです。



ゲームをレベル分け

まず、ゲームについてですが、実は私はほとんど知りません。

ゲームがどれくらい脳にプラスになるか、マイナスになるかは分かっていません。

それ故、全面的に肯定とか全否定ということはできません。

ゲームの有効性は各自で判断してください。

個人的には、サラリーマンが日頃のストレス解消のツールとして好んでいる「酒」ぐらいの位置づけだと思っています。

ゲームの有効性は下のa・b・c・dの4段階でとらえると良いと思います。


  1. 創造性が必要なもの
  2. マニュアルに沿って進めるもの
  3. 無害なもの
  4. 有害なもの


a~dのいずれも抽象的なので例を書きます。


aはコンピュータのプログラミングとか、自らオリジナリティのある漫画をかくこととか、将棋、囲碁とか、レゴなどの積み木とか、何もないところから考えて積み上げていくものです。


bは、AKBなどの振り付けをまねすることとか、本を読むこと、歌を歌うことなどです。

決められたことを実行することです。

a、bは能動的な行動です。


cは、テレビドラマとかスポーツ番組です。

受動的にポカ~ンとしていてもできるものですが、有害ではないものです。


dは、バラエティ番組です。

ゲームは、ゲーム作者のマニュアルに沿って進めていくので、おそらくbかcかdだと思います。


独創性が問われるaレベルのゲームがあるのなら、それは能力アップになると思いますが、bレベル、cレベルのゲームなら、プラスになることはありません。

私でも知っている有名なテトリスは算数的ですが、cです。

あのくらいで能動的とは言えないでしょう。



ゲームをやったら算数ができるようになる?

ときどき、ゲームをやった方が算数が得意になるとか、恋愛もののドラマを見たら国語が得意になるという人がいますが、それは逆です。


算数が得意だから知的なゲームに興味を持ったり、国語が得意だから恋愛物のドラマが好きになったりするのです。

算数が苦手な人は、知的なゲームよりも打撃系のゲームの方がおもしろかったり、国語が苦手な人は恋愛物よりもSF系のドラマがおもしろかったりするのではないでしょうか。


ちょっと前のドラマですが、半沢直樹が流行ったとき、どうして宇梶が逃げるのか、黒崎が銀行を追い詰めるのか、そういったところまで興味を持つことは中学受験生としては当然だと思います。

さらに深く考えて、本当は、黒崎が正義で、半沢は立場上仕方のない悪、宇梶は真性の悪ですが、その本質までつかんでドラマを見ている子もいるかもしれません。

同じドラマを見て「倍返し~」と叫んでいるだけの子とは雲泥の差だと思います。


半沢直樹を見たら社会の仕組みが分かるのではなく、分かっている人(それについて調べて知った人)は興味深く見られるし、分からない人は、表面上だけで楽しんで、それによる学習効果はないような気がします。



良いゲームとのつきあい方

aレベルのゲームでないのなら、学習効果はないので、積極的にやることはありません。

しかし、勉強で頭が疲れているときは、ゲームで脳を休めることは有効ではないでしょうか。

ゲームでは目は休まりそうもなく視力には悪影響かもしれませんが、脳は休まると思います。

脳科学者にNoと言われるかもしれませんが。

勉強と勉強の合間にゲームをやることは、脳のリフレッシュになり、メリハリができてプラスになるかもしれません。


その意味で、ゲームが好きなら、ゲーム禁止とはしない方が良いと思います。

しかし、ゲームは、酒やたばこと同じで中毒性があります。

10分で終わろうとしてもなかなか10分でスパッと切りにくいと思います。

ずるずる延びてしまうこともあるので「勉強が終わってからならOK」としている保護者様もいると思いますが、私はそれには反対です。

社会人の「酒」であれば、飲んだら脳は正常な働きをしないので、仕事が終わったら飲むというのが鉄則ですが、ゲームはそういうことはないと思います。

寝る時間が遅くなるということと、目が刺激されて、深い眠りにならない場合があるからです。


でも、勉強の前にやることはそれと同じくらい反対です。

楽しかったゲームを強引に終わらせて勉強を始めさせても頭が切り替わらずに、勉強のテンションが下がったり、効率よく学習できない恐れがあります。

よく、勉強をやり始めのときはエンジンがかかっていないけど、かなりたって、ようやくエンジンがかかるという声を聞きます。

このことは保護者は軽く考えがちです。最後に良い姿勢を見られたことによる満足感かもしれませんが、私の意見では、それは最悪です。

成績が伸びない元凶と言っても良いと思います。

勉強を始めたらすぐにフル加速ではない環境は直すべきです。



具体的なゲームの時間

そこで、お薦めは、夕方、お子様が勉強をして、勉強を終えて、食事までの間をゲームタイムというスタイルはいかがでしょうか。

ゲーム大好きな子は早々と勉強を切り上げて、そのあとたっぷりゲームをします。

呆れてしまう状況ですが、お子様がまだ成長段階だと思います。

仕方ないと思った方が良いです。


しかし、成長していくと、勉強の切れが悪かったから終えることができず、今日のゲーム時間はたった15分になってしまったというような話が出てくるかもしれません。

そういうシーンを目の当たりにすると、お子様を成長していると感じ取られるのではないでしょうか。

成長を感じるほど、保護者様の焦りや不安が解消されるという副産物にもなります。


ゲームを終えたあとが食事だと、食後の勉強のスタートに響くことはありません。

食事の準備をお子様が手伝うようにしつけておけば、ゲームを終えてくれないということもないでしょう。

責任感が生じているはずなので。



大切なことは、お互いに約束を守ること

ゲームも、酒やたばこと同じで、脳にはプラスにならなかったとしても、適量をたしなむ程度なら良いと思います。

ゲームを終えて勉強や、寝る前にゲームというスケジュールをつくらなければ「悪」にはならないでしょう。

月に1日くらい完全にゲーム日を設定しても良いかもしれません。その日は、食べ放題のように限界までゲームをやらせてあげましょう。


私が子どもの頃は、最初にテレビやゲームを○時までやると宣言し、それを認められていたのに、その途中で「いい加減に辞めなさい」と叱られたものです。

契約不履行はお子様にとって最もストレスがたまる行為だと思います。

何事も約束し、お互いに約束を守ると良いと思います。


別の話になりますが、守れる約束をして、その約束を実行することが、将来、社会で活躍できる最も大切なことだと思っています。

ゲームを通じて「守れる約束をすることが大事なこと」だと潜在意識に刷り込めると良いと思います。