大手塾に期待していませんか?

query_builder 2015/06/13
受験全般
大手塾のテナント

趣味でクルマの掲示板を見ることはありますが、よく使われるフレーズが気になります。

「メーカーがつくったものが1番」 というものです。

「メーカーのつくったものを味わいたい」 「個人ショップがメーカーよりも良いものをつくるわけがない」 などもよく見るフレーズです。


自動車メーカーは良い大学、大学院を出た優秀な人が働いていて、その人達が巨額の研究費、充実の施設をふんだんに使ってつくったものだから、最高のものになっているという論理だと思います。

材料は最高なものは使っていなかったとしても、バランスは最高というように思われているのでしょう。


中に入って働いたことがないので分かりませんが、それはまったく違うと思っています。

巨大メーカーだろうと、中小企業だろうと、客に売れるものをできるだけコストを抑えてつくるというのは当然でしょう。

リコールにならないように、クレームが来ないようにということも相当意識していると思います。

万人受けしてコストを抑えたものをつくることを目指しているので、妥協している部分が多々あると思います。


私自身は、メーカーがつくったものが最良などとはまったく思いません。

不満が出ない程度のものという認識です。

しかし、大企業がつくったものなら最良、安心と考えている人は多いのではないでしょうか。


もっというと、個人個人が良し悪しを判断する労力を怠り、大企業なら安心だという意識かもしれません。

だからこそマクドナルドのように、安全じゃないものや、体に悪いものを提供すると、裏切られた感があり、想像以上の客離れがあるのではないでしょうか。

勝手に、大企業最良安全神話を思いこみ、そうでないと分かると、一斉に離れていくというのは見ていて滑稽にも映ります。


よく分かっていない大企業論について、素人的子供的感想文を書いてきましたが、これが本題ではありません。

タイトル通り、大手塾についてです。

大手塾に対しても、大企業に対する最良安全神話を重ねている方がいらっしゃるような気がして、恥ずかしながら大企業について書いてみました。


○○塾は最難関中学に大量に合格しているから、システム、指導力、カリキュラムは完璧

上手くいっていないのは我が子が力不足だから


この感覚はまさに大企業最良安全神話主義です。

大手塾で従業員がたくさん抱えていたとしても、教材研究などは行いません。

その部門にいる数人だけが研究していると言っても間違いではないでしょう。

末端の社員まで、みなしっかり研究して、日々研鑽しているわけではありません。


また、サピックスでは今年の6年生から立体図形にかなり力を入れていますが、ようやく重い腰を上げたという印象です。


他の塾ではまだそういう動きもないのではないでしょうか。

塾によっては、講師の裁量が大きくて、個人レベルでは、いろいろ試行錯誤しているかもしれません。

マニュアルを徹底させる塾ではそういうことは期待できません。

最良の方針を目指して変更すべきかと俎板に上がってから、実際に変更となるまで何年もかかるのが現状です。

変更となってから教わる生徒さんは良いのですが、その前に卒塾してしまったら、その恩恵は受けられません。

大手塾は最良と考えずに、個人個人で最良を探し求めていく必要があるわけです。


話が少しズレるかもしれませんが、最近フジテレビは視聴率が下がっていると言われています。

でも、フジテレビの番組はどれもつまらないかと言えば、そうでないかもしれません。

私の場合、常に見る番組というのはありませんが、たまに適当に見ていて、これはつまらないな~と感じると、まず、フジ?と予測しますが、かなり外れます。


どの局にも面白い番組、ためになる番組、つまらない番組があるわけで、視聴率というデータにすると、数値による優劣が出てしまうということだと思います。


これは大手塾にも当てはまります。

どの塾にも、人間的に素晴らしい講師、普通の講師、力が付く講師、力が付かない講師などがいて、トータルして、いまの進学実績になっています。


フジテレビの凋落は人事の影響と言われていますが、大手塾でも、上に立つ人の方針次第で、講師が個性を出せずに良い講師に育たない可能性があります。

すると、全体的に衰弱していくことになるでしょう。

フジテレビを見ると、そのような塾と重ねてしまいます。


あと1つ、テレビ局と塾をくらべます。 テレビ番組なら、いろいろなテレビ局の良い番組だけを見るいいとこ取りは、みなやっていることだと思います。

しかし、それは塾では不可能です。

いろいろな塾の良い講師のいいとこ取りなどはできません。

1つの塾に行ったら、良かろうが悪かろうが、その担当講師と付き合わなければなりません。


1つの塾で良い講師、悪い講師がいる場合は、対処の仕方があります。

クレームを言ったり喧嘩する必要はありませんが、学力向上のプログラミングを自ら行い、実行していくことです。


「みんな頑張っているから相対的に出来るようになるのは難しい」という塾講師はたくさんいると思います。

間違っているわけではありませんが、みんな一工夫足りないから、できるようになっていないと言っても良いと思います。


成績を上げる余地はいくらでもあります。

3月から本格的に始めた対話式スカイプでは、家庭教師のように定期的に指導している方から「クラスが上がって教材が変わった」「SOで偏差値70を取れた」「塾の講師から褒められて好循環」などの学習効果の声をいただいております。


生徒さんをグンと伸ばしているわけではなく、伸びていない原因を取り除いているに過ぎません。

お子様の成績を伸ばそうと考えるよりも、伸びない原因を探す方が気持ちは楽になると思います。


そして、大手塾では、塾としてその原因を探してくれません。

そこに注力している講師もいるかもしれませんが、そういう講師が担当なら運が良いです。

個人塾はいろいろありすぎてよく分かりません。


大手塾の華々しい実績を見ても、できる子が受かっているだけで、うちは関係ないというフレーズをよく目にします。

進学実績の良い大手塾に行っても成績が上がるわけではないというのは分かっているのでしょう。


でも、その先がないとしたら残念で仕方ありません。

成績を上げるのは個人です。

保護者様とお子様のタッグチームです。

塾に通っていても成績上昇につながっていない場合は、成績を上げるためには軌道修正の必要があります。

大手塾に行くだけでは伸びないと認識しているのなら、なおさら伸びる方法を考えるべきだと思います。

いまのを訂正です。

伸びる方法ではなく、伸びない原因の排除です。


もちろんこれは、中小塾や個人塾にもあてはまります。

塾に行くだけでは伸びるとは限りません。

家庭教師などでも、分からない問題の解説しか頭になく、プランナーの意識がない講師もいるかもしれません。

コンサルタントを利用する必要などはありません(怪しい人が多いような気がするので)が、プランを考えてくれる講師が近くにいると心強いかもしれません。