志望校まで成績が大きく離れている場合

query_builder 2015/06/19
受験全般
険しい山

2月1日の午前の入試の倍率はだいたい2.5倍くらいだと思います。

学校によっては複数回受験などもありますし、2月1日が第1志望校ではなく、第2や第3の志望校の場合も、憧れ校の受験もあるので、第1志望校進学は3割くらいになると思います。

狭き門のような案外広いようななんとも言えない数字ですが、模擬試験で20%判定が出たりするとハードルの高さを改めて感じることでしょう。

今回のブログはこのような判定20%で第1志望校から離れているお子様向けのブログになります。


まず、選択肢は以下の3つです。


  1. 志望校変更
  2. なにがあっても受験
  3. いまは目標は変えないけど、勉強の仕方を軌道修正


いまの時点では3番を選択する方が多いと思います。

実際には軌道修正したいと考えているだけで、日々の学習に追われ、実行はできていない方も多いことでしょう。

10月頃になると、1番や2番のどちらかの苦渋の選択になりますが、これは早い段階で決めておいた方が良いでしょう。

我が家は変更可の柔軟な体勢で行くのか、強行な体勢で行くのか。


どちらが良いというのは一概には言えませんが、強行体勢の場合は第2志望校をかなり下げてしまう場合があり、結果的に人気薄の学校に進学という結果になる可能性が高くなります。


モチベーション低下を恐れ、1番は絶対に避け、2番を選択という方もいますが、これは長い目で見ると正しい選択ではないような気がします。

中学受験などは、社会人になるための階段ですので、社会人になるとき、なってからのモチベーションを重視した方が良いと思います。


念願の第1志望校は受けたけど、結果的に第5志望校にしか入れなかったとすると、中高大で、モチベーション高く勉強できますでしょうか。

それができるのなら良いですが、失敗体験・自信喪失で過ごしていくことになると、あのときのモチベーション重視作戦が…となってしまいます。


そもそも第1志望校を変更してもモチベーションは下がりません。

塾講師の中には、変更したらモチベーションが下がると本気で思いこんでいる人がいますが、その通り思い込みです。

偏差値が離れていて良い判定が出ない方がモチベーション低下になります。


第1志望校を変更し、ヤル気が芽生えた生徒さんはたくさん見てきましたが、変更したことでモチベーションダウンしたように見える生徒さんはいなかったです。

ご家庭内の様子までは分かりませんので、断定はできませんが。


では本題に入っていきます。

その前に「成績が大きく離れている」の定義を決めます。

よく80%偏差値とお子様の偏差値をくらべて「無理」とか「あといくつ」と計算する方がいますが、進学者平均偏差値は80%偏差値よりも5~8くらい下です。


進学者最低ではなく、平均が5~8低い数値です。 このように偏差値で見くらべても、離れ方がよく分かりませんので、合格判定で見た方が分かりやすいです。


合格可能性30%未満が「離れている」という状況だと思います。

志望校から離れている場合、現時点では3番の勉強の軌道修正を選ぶ方が多いと書きましたが、その志望校の入試問題の独特さの度合いを考慮した方が良いと思っています。


独特ではなく、模擬試験のような正統派の入試問題なら、志望校変更は現時点では必要ありません。

模試で良い成績が取れるように工夫して勉強していくだけです。


対話式スカイプでは、塾の補助として単元別に指導していることが多いですが、模擬試験があると、それを見て説明しています。

その際、未定着単元が浮き彫りになります。

模試で×が多いと滅入ってしまう保護者も多いはずですが、学習プランを練って指導する立場の者からすると、不謹慎かもしれませんが、×はとても嬉しいです。

生徒さんの現在の状況を如何に正確に捉えるかということがとても大切だからです。


そして、どうしてできないかを対話も取り入れながら解析していくと、光明が差し込んできます。

この解析というのが難しいかもしれません。


次は、独特な入試問題の学校を志望していて、離れている場合です。

塾講師は、 夏まではカリキュラム通りの勉強を推奨し、「9月から過去問をやってください」 とか、「9月から第3志望校の過去問から入り、第2志望校の過去問を経て、第1志望校の過去問は11月頃から」と一律で決めてしまう人が多いです。

個々の状況が大きく異なりますので、一律で決められる問題ではありません。


算数教材塾・探求では、9月から過去問ではなく、いますぐ過去問演習を提案します。

ここから読み始めている方はいないと思いますが、あくまでもその学校の入試問題が独特で、尚且つ、お子様の合格判定が30%未満の場合です。

その学校の独特さに対応できているかできていないかを早めに調べた方が良いということです。

対応できていないならば、志望校変更が良いと思います。


過去問演習と申しましても時間を計って4教科ということではなく、全教科つまみ食い感覚で一部抜粋で良いです。

時間も関係ありません。

適性を判断するだけですので。 適正ありかなしかの判断は難しいのですが、ありと判断したのなら、夏休みはその学校の対策に時間を使うべきです。


対策といっても過去問をひたすら解くわけではありません。

もう少し効率良く効果を上げる方法があります。

次のブログで書きたいと思います。


適正無しと判断した場合は、通塾しているのでしたら、鎌をかける意味で、担当講師に「志望校を変更しようと検討していますが、現実的な第1志望校はどのレベルにしたら良いでしょうか?」と相談することをお勧めします。

担当講師がモチベーション云々言っていたら、相談しても無駄です。

有効回答はほとんどないでしょう。

もったいないと強く慰留されましたら、もしかしたら適性があるのかもしれません。

否定されなければ、やはり受からないと思われているのでしょう。


偏差値が大きく足りないのに相性が良いのでしたら、高いとは言えませんが、金星につながる可能性はあります。

その可能性を少しでも高めるためには夏の学習にその対策を取り入れたいです。

他の受験生と同じようにオーソドックスな学習だけでは物足りません。


しかし、そういう学校対策の学習を取り入れることはリスクもあります。

そのリスクを避けるために、現時点での相性、そして夏からという早めの始動が大切です。

全員一律で「9月から!」という指示を聞くと、これだけ個々の状況が違うのによくそういうルールをつくれるなと呆れてしまいます。

逆転合格を目指すなら、大器晩成型ならまた別ですが、早めの始動の作戦を選ぶべきです。