目標は低い方が良い

query_builder 2014/07/08
算数全般
頑張る

なかなか当初の目標通りに上がっていかないお子様さんもいると思います。

といいますか、そういう子の方が圧倒的に多いとお思います。


まず、結論から書きます。

大変失礼な物言いですが、「目標は低く」 です。

よく、目標は高くと言う人がいますが、それと逆行する意見です。


この「目標を低く」というのは、保護者の目標という意味です。

お子様は目標を高く持っていても良いです。


例えば、20代の既婚者のサラリーマンが、目標年収2000万円を掲げたとします。

大企業の部長以上か士業で開業して軌道に乗るか起業成功という感じです。


そのとき、奥さんが、一緒に「目標2000万円!」と言うか「私は700万円でも十分!」と言うかです。


私が旦那の立場なら後者が良いです。

自信の有無、達成できなければ恥ずかしいというものではなく、目標は自分で立てて自分で目指していくから、その領域に踏み込まれて欲しくないからです。

こういう感覚はお子様も持っていると思います。


「親:目標高い/子:目標高い」よりは「親:目標低い/子:目標高い」方が良いと思います。


お子様の目標が低い場合は、親が目標が高いとそのズレが悲劇を生みます。

親も目標を低くするしかありません。

「○○中学に受かるためには、いつまでに△△クラスに上がらなければならない」と考えてはマイナスです。

目標を低くしても、それを上回れば次の目標を立て、段々上がるはずです。

○年前は、あんなことを目指していたんだな~ と笑い飛ばす経験はよくあることだと思います。


例えば、偏差値が「国40・算42・理38・社44」だとします。

目標の立て方は、「偏差値の和170」「2科目で偏差値45以上」「全教科偏差値40以上」などにします。

ポイントは1つ頑張っただけじゃダメという設定です。


そして、その目標は最終目標にしてもいいということです。

すぐにその目標をクリアしなくては!と考えたら、それは目標とは呼ばないと思います。

「このくらいできれば、それでもいいね」というものです。

しかし、人間不思議なもので、そういう欲のない自然体の目標はクリアしやすいです。

空回りしない、プレッシャーがないからだと思います。

目標をクリアしたら、嬉しい悲鳴というくらいの感覚で、次にもう少し高い目標になると思います。

高い目標を掲げてもそれに達することができない状況が続きます。

低い目標にしたら、それは簡単にクリアして、徐々に目標を上げていけ、当初の高い目標に達しやすいという意見です。

上記で目標が低ければプレッシャーがないからクリアしやすいという精神的な面を挙げましたが、学習面でも挙げられます。

低い目標を超えるための勉強のやり方はすぐに思いつくはずです。

欠点を数点変えるだけです。


字が汚く散乱して解いている状況でしたら、それを直すだけでも、偏差値が40台の子なら5くらいは上がります。


高い目標を掲げると、その勉強法が分からないし、参考にできる生徒像も見つけられないかもしれません。


目標は、あくまでも成績の数値にして、それを超えられるように取り組みます。

サラリーマンの営業でも 顧客10人獲得という目標は良いですが、電話応対を上手くとか、明るく爽やかというようような目標は立てないと思います。

顧客10人獲得のために長所を伸ばし短所を減らし、試行錯誤しますが、勉強もこんな感覚だと思います。


何年か前に、新6年の最初の面談で、低い学校を目標にしている生徒がいました。

しかし、授業態度、家庭学習どれをとっても、 目標が低いからよくないと感じることがありませんでした。

秋の面談では、志望校を、他の生徒が目指しているような学校に切り替えていました。

そして、みんなといっしょに受かっていきました。

結局、最初の目標はあまり関係がなかったという話でした。


目の前の一勝をつかんでいくことが大切と、どこかで聞かされた気がしますが、まさに、その姿勢が大切だと思います。