算数はどこが面白い?

query_builder 2014/12/29
算数全般
渋滞

4年生や5年生くらいですと、保護者様がお子様に算数を教えることが多々あると思います。

理系のお父様が算数担当と役割分担されているご家庭もあると思いますし、理系のお母様が算数の基礎をしっかり教え込んでいるご家庭もあると思います。


しかし、算数・数学があまり得意ではなかったという保護者様が、お子様に算数を教えているケースもあると思います。

今回のブログは、そういう保護者様のための内容になりますが、教え方についてのブログではありません。

精神的なお話しでもありません。


タイトル通り、算数の魅力についてのお話しです。

大人でも子どもでも、算数・数学が好きな人が、「どうして算数が好きなの?」 と問いかけられると、「算数は答えが1つだから」 と返ってくることがあります。

これはなんとも不思議な回答です。

どうして答えが1つだから好きなのか…


理科だって、社会だって、国語だって答えは1つなのに…

おそらく、これは核心を突いた言葉ではないと思います。

「解いたときの達成感」を挙げる人も多いと思いますし、「覚えなくてもいいから」とか「頭を使えば答えが出るから」 など達者なことを言う人もいますが、それも核心を突いた表現ではないと思います。

知っている問題が解けても達成感はないと思います。


ここで、算数のかなり難しい1行問題を出します。


「大中小の3個のサイコロを同時に投げたとき、出た目の積が6の倍数になるのは□通り」


ブラウザによっては2行になるかもしれませんが、1行問題と呼ばれています。


これを見たときに、正攻法か、抜け道かを選ぶことができます。

正攻法とは、問題文通りに6の倍数を数えます。

6の目の回数で場合分けすると思います。

「666」「66○」「6○○」「3○○」とします。

「6○○」は大中小を考えるとやや厄介で、「3○○」は2と4を丁寧に入れていかざるを得ないからこれも厄介だと考えます。


つまり、正攻法がキツいわけです。

ここで逃げても良いのが算数です。

国語で100字以内で書きなさいという問題なら、80字以上は埋めなくてはいけないので、逃げられませんが、 算数は、問題によっては抜け道があります。

特にいまの場合の数という単元では抜け道が多いです。


この問題で言うところの抜け道とは、全体から6の倍数にならないものを除くことです。


全体は、一瞬で6×6×6=216通りと求められます。

6の倍数にならないということは、6は絶対に出ないので、3の個数で場合分けします。

「333」「33○」「3○○」「○○○」となります。

「333」は1通り

「33○」のときは、○には1か5で、並び順まで考えると6通り

「3○○」は、311、315、355で、並び順まで考えると、3+6+3=12通り

「○○○」は、3と6は無しなので4×4×4=64通りです。


答えまで求めてしまいます。

結局、6の倍数にならないものは、1+6+12+64=83通り

答えは216-83=133通りです。

1行問題にしては本格的で難しい問題でした。


算数に慣れていない方にはピンとこない説明が続きましたが、あきらかに抜け道の方が簡単です。


  1. いままでの経験をフル動員して、楽な道を探す
  2. 楽な道がみつかったら、優越感に浸りながら最小限の労力で正答を目指す


これが他の教科にはない算数の魅力というか、面白いところだと思っています。

簡単に言うと、怠け者なのかもしれません。


怠けても、答えを出して良い点数を取れば認められる


これが算数の良いところだと思います。お子様に算数を教える機会のある保護者様は、楽しくないものを教えるほど、息苦しいものはないと思います。

算数の醍醐味は、楽をして成果を出すところにあるという根本的な考え方をもとに、お子様に伝えていくのはどうでしょうか。