授業についていくためには

query_builder 2015/02/17
算数全般
Zoom授業

今日は、授業についていくために必要なことを書いていきます。


まず、姿勢は前傾姿勢です。

しっかりついていこうと思ったら、そうなると思います。

方杖をついて、授業についていこうなんていう人は、日本人にはなかなかいないと思います。


ノートのブログでも書きましたが、


授業の説明のときはノートを取らずに前を向く

ノートを取るときはメモ程度


ひとりの講師の授業を長い期間、受けていると、癖やリズムがつかめ、 案外、ノートにいろいろと書くために下を向いていても聴けるものです。

下を向いているから聞いていないなと思って問い詰めると、しっかり聞いてくれていて、驚いた経験が何回もあります。

そのときのその生徒さんの勝ち誇った表情も忘れられません。


今回のブログのテーマは、授業を聞く姿勢ではありません。

いま書いてきたことは最低条件のことで、「しっかり聴いているんだけど、授業のスピードについていけない」というお子様へのアドバイスになります。


以前、何かで見たことがありますが、弁士になった場合、意外性の話は20%くらいに抑えるべきとありました。

納得できる話中心で、ウンウン相槌を打てるくらいだけど、ときどき意外性のある話があると説得力、斬新さのバランスが良いようです。


それと同じ感覚で、授業のときに講師の言うことの80%くらいは予測の範疇にあるという状態を作れるかどうかです。

ずっと聴いて吸収し続けていたら、後手後手になり、ちょっとつまずいたらその時点でアウトです。

ちなみに、塾講師に「ついていっていますか?」という質問ほど愚問なことはありません。

まず間違いなく「ついていけない」とは答えません。


では、講師の言うことを予測することは簡単にできるかというと、簡単ではありません。

それが簡単だったら、授業に余裕でついて行けるはずです。


ではどうすれば良いかというと、暗算力の向上をお勧めします。

算数の授業は、講師も計算しながら説明します。

生徒に答えさせる場合もあるでしょう。

そういった計算を、講師と同じスピードかそれ以上のスピードで暗算することです。


そうすると、リズムがつかめ、授業について行きやすくなります。

算数の授業で、講師の言う数字に対して後追いだと、脱落の可能性大です。

リズムがつかめないまま必死に言葉を追ってとりあえず脳に入れておこうとしても効果はないです。

理解しないで脳に入れることは、電話番号を覚えるくらい無意味なことです。


暗算ができ、計算で遅れなければ、話をしっかり聴く下地はできていますので、あとは、講師の言うことを予測してみましょう。

「線分図をかく」と言うのかな?とか、このセリフを言うかな?とかです。

徐々に予測の精度が高まるはずです。


そうすると、授業についていき、引き出しにいろいろ入り、応用力につながることでしょう。

暗算力を鍛え、計算で授業についていくことが第一歩です。


では、暗算力を鍛えるためには何が良いかと申しますと、百ます計算の鍛錬版です。

普通の1~10までのかけ算などでは意味がありません。

あれは公立小学生用です。


中学受験生は、2桁×2桁をやるべきです。


いきなり2桁×2桁はきついので、まずは2桁×1桁でいいです。

2桁の方は十の位が1だとやりやすいので、まず、11~15や、11~19でいいです。


それがクリアされたら11~29にして、それができるころには、20以下の2桁×2桁も行けると思います。下のような流れになります。


1□×□

2□×□

1□×1□

2□×1□

3□×1□

3□×2□


ここまで来れば、ハイペースで数字を大きくできると思います。

1年以上かけて99以下のかけ算になれば良いと思います。


いまの暗算は授業についていくためと言うことでしたが、それ以外にも、「数のセンス」が上がるという効果も期待できます。


ただし、そろばん経験者は上手く計算するので、「数のセンス」は上がりません。

そもそも、そろばん経験者は授業に普通についていけると思います。


ということは、そろばんが必須と思われる方もいるかもしれませんが、逆かもしれません。 「数のセンス」を上げるための道具に暗算が使えないとしたら、そろばん経験者は厄介と言えます。


例えば、74×75なら、74×300÷4=22200÷4=5550と計算します。

83×48なら、83×50=4150から166をひいて3984とするか、83×40=3320と、83×8=664をたして3984とするか、48×80=3840と、48×3=144をたして3984とするかのいずれかです。

どれが1番暗算しやすいかを考えて頭の中で数字を記憶して解くことになります。

脳が鍛えられそうです。


最後に、お気をつけて欲しい点を1つ書いて終わりにいたします。

百ます計算などで暗算を鍛えると、計算が速くなり、ドンドン計算するようになると思います。

文章題を解いているときも暗算を使います。

でも、いきなり100%完璧に計算できるわけではありません。

自転車の補助を取った状態です。

何回も転ぶと思います。



そのときに、筆算を書かないからダメでしょ! という注意は控えて欲しいのです。

暗算でやったときに間違える癖を、穏やかに指摘できれば理想的です。

「7があると間違えやすいね」というようにです。


問題を解くノートなどに、 枠の外に筆算を書くのは論外ですが、筆算をできるだけ書かないようにすることも大切なことです。

「これくらいなら書かないで欲しいけど、書くんだったら、一等地」

いままで、何回もこのセリフを口にしたものです。