算数のこんな勉強はダメ!?

query_builder 2015/02/23
算数全般
勉強禁止

中学受験に限らず、どの受験勉強でも、どの科目でも勉強の仕方は様々です。

しかし、「こういう勉強はやっても効果がないだろうな」と感じる勉強はいろいろあります。


あきらかにダメな勉強はブログに書くに及びませんが、「実際にそういう勉強をしている」 「良いと思っている」 あるいは 「塾講師でも勧めている」 勉強法の中で、私が効果の出にくいと思うものを書いていきます。


順調にいっている人はそのままで良いと思います。

このブログは、苦戦している方が少しでもご参考になればと思って書いているものです。


では、ザッと挙げていきます。


  1. 計算は基礎だからしっかり時間をかけてやる
  2. テストで点数が取れると自信がつくから前日にがんばる
  3. ここまでやると決めたら、実行する
  4. 式をしっかり書く
  5. 問題を見たら図を描いて考える
  6. 解けない問題を解けるようにがんばる
  7. 分からなくてもすぐに解説は見ない


お気づきだと思いますが、この7点はすべて私が良くないと思う勉強です。

現在、苦戦していて、当てはまるものがありましたら、それが原因かと疑っていただければと思います。


では、1つ1つ見ていきます。


1計算は基礎だからしっかり時間をかけてやる


一見、良いようですが、短めの時間を決めて、毎日やった方がいいという意味です。

10分くらいが良いと思います。

4、5年生ならば、入試にでるような四則演算の計算問題は、模試対策に過ぎません。

やさしめの問題で量を多めが良いと思います。

6年生で入試に備えて難しい問題をやる場合は、1日1~2問で良いと思います。

書きすぎず、スッキリ感のある書き方が良いと思います。

私は数学には反しますが、トーナメント式が良いと思います。


2テストで点数が取れると自信がつくから前日にがんばる


これはダメです。

一夜漬けの癖が付き、ざるで水をすくう勉強と言います。

テスト前日は問題やノートを眺め、イメトレで十分です。

どうしても不安な問題を数問、確認のために解いてみるのはいいと思います。

勉強は、教わった当日か翌日にやるものです。

この部分は、あとでまた記述します。


3ここまでやると決めたら、実行する

終了予定時間を決めてください。

終わってなくても時間になったら終了で良いです。

逆に、早く終わった場合は、終了予定時間までやらずに終えてください。

勉強はノルマではなく、楽しみながらやるものだと思います。

飽き飽きしている状態で勉強しても身につきません。

時間ではなく、どういう意識で勉強しているかがとても重要です。


4式をしっかり書く


整えて書くことや、筆算も大きく良い位置に書くことは大切ですが、可能な限り暗算し、書く量を減らすことが大切です。

数式より、これは何か分かるように省略した単語を書き入れることの方が有効だと思います。


5問題を見たら図を描いて考える


図を描くことが義務となっていて、考えることが疎かになるお子様がいます。

特に、割合と比、速さ、通過算でその傾向が強いです。

「どうしてそれを描いたのの?」「とりあえず描いただけです」 こんな会話をいままで何回もしてきました。

図は下の2種類しかありません。


  1. 解くための図
  2. 考えやすくするための図


aは考えた後にかくものです。

考える前から図をかいて、その後、手が止まるのは、正しい手順ではありません。

bは頭で考えられれば図は不要です。

考えやすくするための図はとても難しい場合がありますので、考えやすくならないなら、図をかくのを、即、やめた方が良いです。


6解けない問題を解けるようにがんばる

7分からなくてもすぐに解説は見ない


さて、いよいよ本題です。

これを書きたくて、今回のブログを書いたようなものです。


「分からない問題ができれば成績が伸びる」というような傷口に蓋をするような意識で勉強してもダメなのです。

学力はそんな単純ではありません。

授業などで説明を聴くと


  1. 簡単にできて、説明を聴いても新しい情報なし
  2. できたけど、説明を聴いて意味があった
  3. できなかったけど、説明を聴いたら次は絶対できると思った
  4. できなかったけど、説明を聴いたら、次は多分できると思った
  5. できなくて、説明を聴いても自信がない


この5つに分類できると思います。

家での勉強はⅰ~ⅳをやることです。


ⅰは「うんざり」する手前まで繰り返しましょう。

強い足腰を作ります。

解き方を丁寧に書きつつ、省略をする姿勢がポイントです。

敢えて暗算で解くという作戦も有りです。


ⅱは重要です。

ここを手を抜くお子様が多いですが、もったいないです。


ⅲは教わった当日か翌日にやりましょう。

エビングハウスの忘却曲線の話とは異なりますが、賞味期限は翌日の生鮮食品のようなものです。

1日遅れたために解けなくなっているということはよくあることだと思います。

早め早めの勉強をしっかりやれば、テスト前日に慌てる必要はありませんし、一夜漬け意識がないので、吸収しやすい頭をつくります。


ⅳは深追いはやめましょう。

授業で分かったつもりだけど、実際は解けないということはよくあります。

授業の雰囲気で分かった錯覚を起こしたと捉えた方が良いです。

このレベルの問題ができるようになれば、力がつくと思う方が多いと思いますが、かなりの背伸び状態なので、式だけ身につけるような低品質な勉強になる恐れがあります。


分からなければ質問!という塾講師もいますが、そこに時間を使うくらいなら、ⅰ~ⅲをしっかりやった方が良いです。

ⅳは一応解いて、 解けたらよし、解けなかったら解説を見るだけで終わりで良いです。

その後、翌日にもう1回解いてみるくらいで十分です。

固執はマイナスです。

解説を見ながら解くのは意味がないですが、解説を見た後、解説を閉じてすぐに解くということもあまり良くないと思います。

解説を見たら、一晩は空けて解き直しましょう。


質問をしても良いですが、質問は解説を見るのと同様に、翌日以降に解き直さないと意味がありません。


6年生夏以降の勉強は当てはまりませんが、それまでは、解ける問題をくり返し解いて、 演習量を確保し、応用力を生み出すことがポイントです。


 応用問題を解いて応用力がつくわけではありません。

まったく応用をやらないで良いとは言いませんが、 応用の比率が高すぎることによって、応用力がつかないというケースはとても多いと思います。

ちょっとやさしいかなと思うくらい、手がスラスラ動いて学習する方が基礎から応用までバランスよく力がつきます。