4年生は親が教えるべき?

query_builder 2015/02/25
算数全般
母親

昨日のブログで「質問はしなくて大丈夫」というような内容を書きましたが、ずっと放任でいいわけではありません。

優秀なお子様ならそれでもいいと思いますが、普通はダメです。


今日のブログは4年生のときの接し方について書いていきたいと思います。


以前は、進学塾は5年生からというのが定番でしたが、すっかり4年生スタートが定着したと思います。

中学入試の問題の難度か、塾の経営基盤の問題か、保護者の心理を上手く突いたかは何ともいえません。


4年生で入塾したら、小学校とあまりにも違うので、カルチャーショックを受けることでしょう。

カルチャーショックは一種のパニックですので、正しい勉強法でコツコツ勉強することは難しいです。

中学入試は大人でも得体が知れない厄介なもので尻込みする場合がございますので、お子様ならなおさらです。


まず、保護者の中で正しい勉強法を確立し、お子様がそれを実現できるように支えていってください。

勉強法が具体的にイメージできない場合は、幾度となく担当講師に連絡するべきです。

お子様の勉強法の理想と実際の現実とのギャップが大きい場合がございますが、その想定外は想定内のことです。

それを担当講師に伝えて、解決策を探すことが大切です。


小学校の算数がどんなに得意でも、授業を聴く力が不足している可能性もあります。

塾で4年生の授業をやると「話を聴けない」と思うことが多々あります。

これは上のクラスから下のクラスまでどこでもです。


このくらいの年令の子どもは、「インプット」<「アウトプット」です。

そうなると、授業中の吸収不足となりますので、保護者の教える機会です。


「塾に行かせているのにどうして?」とも思いますが、中学入試のレベルが高いからです。

教えなくても良いのですが、スタートで上手くいかないと「意欲」の低下につながる恐れがあるので、物理的ではなく精神的な意味合いで教えた方が良いと思います。


教えた方が良いと言いましても、


  • 教える時間がない
  • 教えるとバトルになって逆効果
  • 中学受験をしていないから教えられない
  • 母親は文系で、父親は理系だけど、父親は仕事が忙しくて教えられない


こういった理由で、教えることをためらう方がいらっしゃると思います。

我々塾講師も教える前は予習などして、準備をしたりスキルを上げたりしているわけです。

ベテランになれば「ノーガードで授業」という俗語を使っています。


保護者が教える場合は、準備してスキルを上げないといけないわけです。

中学受験経験の有無は、ほとんど関係ありません。

準備するときに、教えやすい教材が必要です。

もちろん対話式算数をお勧めします。

同じような問題と解説でも、他のものと細部が異なります。


予習シリーズの場合は「図の通り18÷2=9です」

対話式算数の場合は「同じ長さにすると和が18で、1本は9です」


このように、対話式算数は短い文章をちょくちょく入れることを心がけています。

対話式算数を隣に置いておけば、中学受験をしたかしないか、文系か理系かの影響はあまりないと思います。


教えるスキルが上がると、ここまで教えてダメなら無理かなという目で見られるようになり、教える時間短縮、親子バトルも解消となることでしょう。


4年算数(算数に限った話ではありませんが)は「全部やった方が良い」「やる必要がない」という判断力を含めて、保護者の教えるスキルによるところが大きいです。


そして、4年算数が無事乗り越えられれば「基礎基本」と「応用」の仕分けができるようになり、しっかり固めるのは「基礎基本」だけという意識で5年算数、6年算数を迎えることができます。


僭越ながら、保護者のタイプを分けていきます。


  1. 中学受験をしている(バリバリの理系)
  2. 中学受験をしていない(バリバリの理系)
  3. 中学受験をしている(文系)
  4. 中学受験をしていない(文系)
  5. 兄や姉が中学受験をした
  6. 学生のころ、塾講師で中学受験生を教えていた


1・2の保護者様は怖いです。

方程式を教えれば一発!と考える方が多いからです。

でも、中学受験のセオリーで教えていこうとお考えの場合は、予習シリーズなどで十分教えられるはずです。

しかし、対話式算数は「なぜか?」という算数論をふんだんに記述していますので、教えやすいと思います。


3・4の保護者には、ぜひ対話式算数を使って欲しいです。

文系だからと尻込みすることもありませんし、その気になれば6年生にも教えることができます。

5・6は教える自信がありましたら、ドンドン教えてください。

対話式算数を特にはお勧めしません。


新4年生のお子様と連動して対話式算数をお読みになって、教えていくことでも良いですが、理想は、1年前に対話式算数を手にし、中学受験の算数の世界に触れることだと思います。

教えるときの心の余裕といいますか、しっかりやるべき問題と飛ばしていい問題の線引きを余裕を持ってできると思います。


4年生の優秀な生徒さんは、大抵、保護者がしっかり教えています。

しかし、教え方が上手くないと「あれだけ教えていたのはいったい何だったのか」という「焦燥感」「脱力感」につながる恐れがあります。

どうせ教えるのなら「教えれば良い」から1歩前進し、「上手く教える」域に達して欲しいと思います。