勉強は質が大切?

query_builder 2015/10/16
算数全般
品質向上

夏に弱くなりました

現在、プロ野球ではクライマックスシリーズです。

このブログをご覧になっている方の何%くらいがご存知なのでしょう…

私は小学生の頃から、名古屋になんの縁もゆかりもありませんが、中日ファンで穏やかに応援してきました。

2012年まで12球団で唯一のクライマックスシリーズ100%出場のチームと言われ続けてきましたが、落合監督が辞め、この3年間は出場無しと様変わりしてしまいました。


落合監督時代は夏に強く、春のキャンプで練習豊富だから夏バテしない体力ができていると言われてきました。

本当のところは分かりませんが。


現在の谷繁監督は、迷采配ということもありますが、夏に滅法弱くなりました。


落合監督時代の選手なので、春のキャンプの練習は落合イズムを踏襲しているはずです。

もしかしたら、練習時間は長いけど、中味の薄いいわゆる質の低い練習になっているのかもしれません。

内部の人間じゃなければそのようなことは分からないので、あくまでも推測ですが、ただ量だけこなしても意味がないというのは何事にも通じる話だと思います。



質の高い勉強って?

野球の話で424字も使ってしまいました。

原稿用紙2枚目突入です。


では、本題に入ります。

受験勉強でも量よりも質の方が大切といいます。

それは当然なのですが、どういう勉強が質が高いのでしょうか?


集中している、していないは関係がありません。

集中していること前提で、どのような内容をやれば質が高いかということです。

保護者はなかなかそのイメージをつかんでいないのではないでしょうか。


イメージがつかめない状態で、質の高い勉強が大切と言われても「じゃ、具体的に教えてよ!」となりそうです。


先日、対話式スカイプで、過去問の解説をして、その後「○○の練習をやってください」とアドバイスし、当教材を無料でおわたしいたしました。


過去問でできなかった問題を、次にできるようにと必死に取り組む勉強は質の低い勉強です。

理由は、その問題以外に派生していきにくいからです。

そっくりな問題が出た場合のみ効果を発揮しますが、宝くじを買うような感覚です。


テストを通じて「この単元は少し練習しておいた方がいい」というテーマを決め、それを解いてレベルアップできれば次に生きます。

これは質の高い勉強といえます。

ただし問題なのは、過去問を1年分やってテーマを見つけることは難しいということです。


つまり、ご家庭で質の高い勉強を目指しても、「うちの子は質の高い勉強をしている!」とは思えないと思うのです。


そうとなれば、質よりも量という考え方もありだと思います。

とは言いましても「量=勉強時間」の考えは捨てるべきだと思います。

そうしないと、いまの絶望的な谷繁中日になってしまいますので。


「量=解いた問題数」が良いと思います。

質にこだわらず、多量の問題を解く。

そして、担当講師のアドバイスなどで、どの問題を解くと良いか、解いた後はどういう処理をした方が良いかのアイデアが生まれましたら、それに沿って取り組んでいくと良いでしょう。

質ばかり見るわけではありませんが、もちろん、質も上げられるのであれば上げた方が良いです。



進学塾はなぜ大量の教材配布?

進学塾は、たいてい山のような教材が配付されます。

共通教材だけでも十分なのに、各講師がベストを目指してオリジナル教材を用意するケースもあります。

塾のコピー機は想像を絶するくらいのフル稼働です。

働くと分かりますが、すぐに調子が悪くなります。

コピー機が詰まると、イライラしてコピー機を叩く講師もいますが、そうすると、さらに悪化するはずなので辞めて欲しいと願っていたものです。  


教材が多くなる理由は、1番できる子が満足する量が配付されるからとも言えますが、本当の理由はちがいます。

そのクラスにとって相応しい問題が、クラスによって異なるためです。


つまり、配付されている教材の70%はお子様にとって不要なものです。

そういう目で見ると、質を重視することも可能ではないでしょうか。


たまに、勘違いして大量の教材を課題に出す塾講師もいますが、それは運が悪いとしか言いようがありません。


でも、質を重視して、どこを重点的にやったらよいかということはあまり教えてくれないと思います。

教えてくれていてもピントがズレている場合もありますし。



量を重視するという考え方

前々章の最後に書きました通り、質にこだわっても具体的に分からないから、量を重視してどんどん解こうという考え方もあります。


豊富な練習量をこなしてきた子どもは


  • 字が整っている
  • 図形がさっと描ける
  • 書き方のレイアウトが良い
  • 暗算が速い
  • 数のセンスが身につく


などの特徴がございます。


いずれも問題を解くために必要な要素です。

応用問題は、考えてから過程を書くだけではなく、書いてから考えることもありますので、自分で書いたものが頭にきちんと入っていく必要があります。

見せるために書くのではなく、自分のために書くという意識です。


練習量が豊富な子どもの方が応用問題に対応できるようになりやすいとは実感しています。

上記の5つがいずれもできていなければ、ざるで水をすくう勉強になっていて、量が生きないかもしれません。


数のセンスというのは、例えば、先日、27と37の公倍数を利用する問題があったのですが、37は111を連想します。

ここがセンスになるわけです。

いくら練習量が多くてもこういうことに無頓着なお子様は多いと思います。

直接「37とみたら111!」と強調してあげると、量がセンスにつながりやすくなります。


27×37=9×111=999とした後に、999倍というのは、1000倍から元の数をひいた数だから、筆算で表しやすい!

こういうことが、考えて分かるのではなく、瞬時に思い浮かばないとなかなか通用しません。


量で、経験を増やし、慣れていき、センスを磨き、その集大成が瞬時にイメージできる力になります。


これは勉強時間だけでなく、日常生活で数字を見ていろいろなことを思い巡らせても身につきます。


通塾期間が短いのにできる子はそういうタイプが多いと思います。



算数教材塾・探求は質も量も重視しています

算数教材塾・探求では、もちろん勉強の質にはこだわっています。

解説の書き方、カリキュラムの順番、扱う問題、どれを取ってもこだわりまくっています。


それは質の向上を目指しているからです。

しかし、それと合わせて、量も大切としています。


集中図形、集中割合、集中場合の数、集中速さなどはまさに豊富な練習量で学力アップを目指しています。


量を重視する方法は簡単です。

「解けなくて手が止まっている時間が長い」「解説を見る時間が長い」「解説を見たあとすぐにその問題を解いている」


その3点は避け、あとは可能な限り問題を解くだけです。

可能というのは集中力が切れるまでです。

宿題が終わるまでではなく集中力が切れるまでが正しいと思います。



勉強時間は長い方が良い?

勉強時間は短い方が理想とよく言っていますが、「楽しんで取り組んでいる」「励みに感じて取り組んでいる」状態ならば長い方が良いです。


一流アスリートは恐ろしく長い時間練習をしています。

将棋や囲碁の棋士もきっと長い時間取り組んでいるでしょう。


頭の中は算数だらけという方が算数が伸びるに決まっています。

質の高い勉強になるように課題を出すのは塾講師の仕事です。

子どもは量を重視して豊富な演習量となるように取り組むべきです。


勉強の取りかかりが悪くて、時間も長く、終わる時間も遅いけど、学習能率は低いという話をよく聞きます。


それに答えて、締めたいと思います。

エンジンがかかるのが遅いタイプは、準備運動が必要です。

ラジオ体操とかストレッチ体操ではありません。


勉強を始める前に、いままで身につけている知識を、基礎チェックとして口頭で問題を出してそれに答えてもらいます。

10問できたら、ハイ勉強!というような準備体操です。


クルマでいうと暖機運転みたいなものです。

気難しいクルマ(古いクルマや高性能エンジン)は暖機運転が欠かせません。


何事も解決する方法はございます。

お困りなことがございましたら、信頼できる塾講師にご相談なさるのが良いと思います。