V6算数完成しました

query_builder 2020/08/10
V6算数

2012年1月まで勤務していました川崎予備校が廃業となってしまいました。

倒産ではなく、この時期に廃業する狙いがよくわかるだけに納得し難いものはありますが、振り返ると、私を育ててくれた最高の職場でした。


現在、スカイプ指導では「中学への算数」を使用するか「算数教材塾・探求の教材」を使用するか「お通いの塾の教材」のいずれかですが、手前味噌ですが、算数教材塾・探求の教材が最も力がついている気がします。


理由は明瞭です。

私が作った教材を、実際に塾の授業で自ら使用して、駄目なものは差し替えて、良いものだけを残すというように磨き続けたからです。

PDCAができていたということです。


市販の教材はPDCAのPとDしかありませんし、大手塾はそんなにレスポンス良く改良はできないと思います。


川崎予備校で算数科責任者の立場だったので、各学年のカリキュラムを作り、季節講習を含め各種講座の内容を決めることができ、教材を自由に作り、それで私自身も授業をして、どれだけの効果が現れたか結果を見て、改良していくことができました。


私の在籍時は一学年150~200人くらいの生徒さんがいましたが、その規模で、これだけ自由にやらせてもらえる塾は、他にないような気がします。


元同僚で、何人かとても優秀な講師がいますが、優秀な講師の率が他塾よりも高いと思います。

それは、このような自由な環境で過ごしたからだと思います。


そろそろ本題に入ります。

7月から作成に力を入れてきたV6算数ですが、いよいよ完成しました。

驚異的なスピードだと思っています。


どんなに遅くとも8月末に完成させて、9月からデビューと思っていましたので、火事場の馬鹿力を発揮したと思います。


すでに完成部分は順次販売していますが、リピーター率が高いです。

良い教材の証だと思っています。

問題自体は平凡で、同業者に見られたら「何の変哲もない普通の教材だね」と言われるようなものですが、解説がフローで流れていきますので、算数の論理的な考え方を身につけるのに最適です。

解説がモンスターという位置づけです。


暗記の算数から脱出できると思います。

四谷偏差値60以上の生徒さんにも、とても役に立つと言われています。


スカイプ指導で、生徒さんが考え方を説明した後に「ところで、どうしてそうなるの?」と、もう一歩突っ込んで聞くと高い確率で答えられません。


答えられないと思う部分を突いているからですが、しっかり理由が分かっているわけではないことが証明されています。

塾の授業で、標準以上の講師に教わっていたら、当然、説明されていることが身についていないというわけです。


「塾テキストには理由が書いていない」「参考書にも理由が書いていない」「授業で板書されたけれど、永久保存版にしていないので使い捨てになっている」などだからですが、その理由部分を埋めれば、応用にも発展していきます。


参考書は理由がしっかり書いてある印象がありますが、そうでもありません。


簡単な一例ですが、真分数の既約分数の和は「個数÷2」ですが、どうして2つを組み合わせたら1になるか書いてある参考書は探すのが困難だと思います。

「このように2つを組み合わせたら1になります」という結果しか載っていません。

その理由をしっかり説明されて理解できると、数の性質の応用問題に繋がっていきます。


理由も大切ですが、それ以上に下ごしらえも大切です。

簡単な一例ですが、容積の問題は、まず、水の体積を求め、容器を真正面から見た図でかき、棒を端に寄せて、横は底面積を書くというスタンダードな下ごしらえをします。


これくらいのことも、ほとんどすべての算数講師が授業で言っているはずですが、予習シリーズにこのような下ごしらえの記述がありません。

授業でそれをしっかり吸収できなかった子は、その下ごしらえをする習慣がつかない恐れもあります。

ご家庭で「うちの子はどうして算数ができないんだろう?」と思われている場合があると思いますが、スタンダードな下ごしらえを省いているからという理由が、大きく占めていると思います。


市販の参考書で「詳しい解説」とアピールしてあるものがありますが、計算式とそれに付随する言葉が多く、たしかに詳しいですが、応用に繋がる重要ポイントの理由の記述がなく、下ごしらえ部分にも触れていないので、これを読んでも自力では解けるようにならないのでは?と思うことが多いです。


V6算数の場合は、当たり前の式は省いて、そのかわり、応用問題に繋がる重要ポイントの理由と、下ごしらえにあたるはじめの一歩の進み方をしっかり書くようにしています。


下ごしらえから書いているので、フローになり、フロー解説と呼ぶことにしましたが、「下ごしらえ解説」の方が端的だったかもしれません。


真面目な算数講師が解説を書くと、なかなか式を省けませんが、それを実行するかどうかが、案外、鍵を握ります。


あと、市販の教材を作成している人は、できる生徒専用の人が多い点もあると思います。

理由や下ごしらえ部分がなくても、解説の式を目で追っていくだけで、いろいろな背景が分かる生徒さんばかりをいつも教えていたら、淡々と解説を書けばいいんだとなるのかもしれません。


大手塾の下位クラスは、教材を絶対つくらなそうな、学生講師や、算数よりも子供が大好きな年配の講師が担当することが多く、分かりやすい簡潔な言葉を探求している人がこのような教材をつくらないと思います。


いろいろ書きましたが、要するに、V6算数は唯一無二の教材です。

今回の作成にあたり、全体の0.6%くらいは、他の教材から解説をコピーしましたが、99%以上は新しく書きました。

いまの私の解法技術をすべて紙面に載せました。


メインの対話式算数は、比較的、頻繁に書き直していますが、それでも2年くらいは放置になっています。

対話式算数も負けていられないから書き直さなければ!と煽られる気持ちでいっぱいになるほどV6算数の出来映えは良いと思います。


解けば解くだけ力を付けるセンスのある子ども以外は、使用して、脱暗記の算数を目指して欲しいです。