自宅学習は、通塾生と同じ戦略では勝てません

query_builder 2015/02/12
通塾無しの中学受験
勝負

算数教材塾・探求は、自宅学習での中学受験を勧めています。

自宅学習で中学受験というスタンスは、まだ鼓動程度かもしれませんが、その流れが押し寄せてきている気がします。

Z会の授業のサンプル動画はかなり良くて、「通っている塾の授業より良いのでは?」と思ってしまうほどです。



算数教材塾・探求でどうして自宅学習を進めるかというと、時間とお金がもったいないからです。


集団授業はとにかく効率が悪いです。

通塾にかかる時間もそうですが、例えば、授業内でテストをやって80点だったら、20点分の解説を聴けばいいのに、そんなに都合の良い授業はありません。


できている問題の解説は聴けて、できていない問題の解説は飛ばされる不運なこともあります。 そもそも80点分は身についているので、解く必要もなかったかもしれません。


私が現役のころは堂々と、授業のテストの理想は0点です。そして完璧に理解して次に100点を取ることですと言っていました。


現実的にそんなことはなかなかないのですが、筋は通っていると思います。

お金に関しては、お金持ちの方のことは分かりませんが、塾に通わせるためにパートに出るとか、節約するとか…選択肢のひとつとして通塾があっても良いと思いますが、「中学受験するなら通塾しかない」という考えは、もう古いと思います。


と勢いに任せて、いままでの持論を書き殴ってきましたが、表題の通り通塾しないで自宅学習の作戦をとったのならば、 通塾生と同じ土俵で戦っては勝ち目がないかもしれません。


同じ土俵というのは、量で勝負という戦法です。

通塾していると、長時間の勉強がしやすいです。



  • 集団であること
  • 悪い点数を取ると恥ずかしい(怒られる)こと
  • クラスの昇降に関わること


このような理由でです。

自宅学習で通塾生なみの学習量ができるのは超小学生です。

普通は無理です。

このようなことから、ご自身の経験だけで断定しがちな掲示板では 「超小学生以外は自宅学習は無理」と結論づけられます。


量で勝負したら勝ち目がないのなら、質を上げるしかありません。

質を上げる勉強とは、良問を解くのはもちろんのことで、それだけではありません。


塾のあの量の中には良問もかなり含まれていますので。

良問を同じ量だけ解いても、総合的に勝てません。


ここで話を変えて、クルマの話をさせていただきます。

サーキットで速く走るためには、サルのようにぐるぐる回って練習すると速くなります。

もちろん目標を設定し、課題を見つけるなどの研究心も必要です。



ところが、お金や時間の事情で、そんなに練習できない場合はどうするか?



  1. 速い人の走るところを動画で撮って見る
  2. 自分の走るところを動画で撮って見る
  3. ロガーで速い人と自分の走りの差を調べる (ロガーとは簡単にいうと、アクセルの踏み方、ブレーキの踏み方、ハンドルの切り方の記録のこと)
  4. 速い人に助手席に乗ってもらう(または運転してもらう)
  5. シミュレーションゲームで練習するイメトレ


このくらいだと思います。

6つ書きましたが、自分の走りを分析することが最も重要ということがお分かりだと思います。


これが勉強にもあてはまります。

通塾していないと、サルのようにはぐるぐる回れません。

そうしたら、自分の解き方を分析するしかありません。


やさしい問題を解いて土台を固めるときには、分析の必要はありませんが、実力相応レベルの問題を解くときは、解いたあとに分析する時間を取った方が良いです。


もう少し良い解き方(良い書き方)はないかな?

どうして、こういう計算をしているんだろう?

どうして、ここに補助線をひくといいんだろう?


いろいろ考えることはあると思います。

1問について3~5分くらい考えると良いと思います。


「そんなことをしたら量をこなせない!」 と思ってしまった人は、通塾生と同じ土俵で戦おうとしています。

同じではダメなのです。


算数教材塾・探求のオプション教材は充実しておりますので、全部やると通塾生なみの勉強量になると思います。

しかし、全部やることがノルマではありません。

「1問解いたら、そのあとじっくり考える」 これを繰り返して、疲れたら終わりで良いです。


中学入試で、理科や社会は7、8年くらい前から良問が増えています。

算数もここ数年、良問が増えました。


1問でも多くいろいろな問題を経験して、「入試本番のときに、ひきだしから出して解く」 という発想は通用しなくなりつつあります。

量で勝負して典型題は十分に身につけても、ひねりのある良問に通用しない場合があります。


それを解決する方法が、質の高い勉強だと思います。

「こうしたらどうなるか」を考え続けていく勉強です。


食べ放題の店に行っても、満腹まで食べる必要はありません。

そんなことをしたら、美味しくもないし、苦しいし、体にも悪いし、元を取ったというわけの分からない達成感だけです。


教材も同じことで全部をやる必要はありません。

質の高い勉強を心がけてください。


そろそろ締めになりますが、良問ぞろいの算数教材塾・探求の集中シリーズはお薦めです。

解説は分かりやすく書いていますので、分からない問題は解説読んでください。

分かってできた問題は解説を読まずに、自分の解いたあとを数分間、振り返ってください。

前述のようなことを考えてもいいですし、「ぼく、こんな素晴らしい考え方している!」 と思ってもいいです。

こういうナルシスト君は算数に強いかなと思います。