自宅学習と通塾のどちらが良いか

query_builder 2015/06/23
通塾無しの中学受験
家庭学習

算数教材塾探求では自宅学習で中学受験をするご家庭を応援しています。

教材はまだ100%そろっているとは言えませんが、90%くらいはそろい、これだけやれば自宅学習で、十分、難関中学入試に対応できると胸を張れるくらいにはなっています。


しかし、ブログでは通塾生向けの内容の方が多いと思います。

自宅学習が中学受験に優位と考えているわけではなく、だからといって集団塾が優位とも考えていません。

どちらを選んだとしても結局は何をどれくらいやるかです。

自宅学習、集団塾に通塾に限定せずに、良い中学受験をして欲しいと思い、ブログを書いています。

そして恐らくブログの読者は通塾している方の方が多いです。

したがって、通塾生向けの話題が多くなってしまうということです。


自宅学習での中学受験にも集団塾に通塾での中学受験にも、どちらにもメリット・デメリットがあり、デメリットはそれが大きく響かないように意識して上手くつきあうことが大切です。

デメリットを不安に思うことなく、いかに工夫して最小限に留め、メリット部分で大きく伸ばす戦略が必要なわけです。


お互いにメリット、デメリットがあるにも関わらず、塾講師は「自宅学習で中学受験は甘い」と声を大にして言います。

自分たちが甘い生活ができなくなるからでは?と思わざるを得ませんが、本気で自宅学習では無理と思い込んでいるかもしれません。

中学受験を終えた保護者も通塾じゃないと受からないという人が多いです。

知らないことは無理に語らなくても良いのでは?と思ってしまいますが、もしかしたら、そんなずるい方法で成功するわけがないとヒステリックになっているのかもしれません。


評論家の肩書きを持つおおたとしまさ氏もインターエデュで自宅学習は難しいようなことを書いています。

自ら想像をかき立てて結論を出したのなら良いのですが(だったらその根拠を書いて欲しいですが)、塾に取材して結論を出したような感じでまとめています。

エビデンスが塾という世渡りの上手さを感じますが、自宅学習生が増えてしまったら死活問題の側だけ取材して、それを堂々と執筆するのはどうかと思います。


塾講師、評論家、みな塾サイドに立っていますので、発せられる言葉は、自宅学習での中学受験は難しいというないようになります。

多勢に無勢というように、これでは自宅学習中学受験生が肩身が狭いというか不安になります。

塾関係者のような中学受験のプロというようなイメージの人がほぼ全員無理と言えば、どんなに度胸のいい人でもひるんでしまうことでしょう。

そういう状況を鑑みて、せめて算数教材塾・探求では自宅学習生を勇気づけるブログを多めに書いていきたいと考えているのです。

現在、通塾している方に不安を与えているわけではございませんので、ご理解願います。


自宅学習生が有利とは言えませんが、自宅学習だと無理とも言えません。

自宅学習の最大のデメリットは、言い尽くされた言葉ですが、モチベーションの低下です。

ペースメーカーがいないなども同じ不安だと思います

だらだらやっていたらペースが遅れる恐れがあります。

また、覚えなくても叱られない、恥をかかない、クラスが下がらないなどのプレッシャーがないので、覚え方が甘くなる恐れもあります。


保護者側目線のデメリットとしては、お子様のひどい姿を目の当たりにするので、心配になるかもしれません。


それに対してメリットは以下のようなものです。


  • 新しい問題をじっくり考えられるので思考力や応用力がつきやすい
  • 弱い部分をていねいに勉強ができるので、苦手科目や苦手単元ができにくい
  • 動画授業は別ですが、書物ベースに勉強しているお子様は解説を精読する力がつき、最終段階で過去問演習などをするときに効果が大きくなる


集団塾は、いまのと逆です。

毎週決まった曜日に必ず塾で勉強します。

嫌々ながらではなく楽しんで取り組む生徒さんが多いです。

友達もいますし、ユニークなクラスメートがいればきっと楽しいことでしょう。

適度に笑わせてくれる講師ならさらにおもしろく時を過ごすでしょう。


塾でいろいろなプレッシャーをかけてくれるので、必死に勉強して覚えます。

それが特に保護者にとって、気持ちの面で辛いかもしれませんが、お子様にとっては効果的なことが多いです。


逆に、難しい問題をゆっくり考えることがなく、すぐにテクニックや解き方を教わるので、思考力はつきにくく、応用力もつきにくく、公式化する悪い癖がつく恐れがあります。

高校受験の数学担当がメインで、中学受験の算数も兼務する講師は公式化しやすい傾向があります。

担当講師の他に教えている科目を確認するのも必須かもしれません。


4教科決まった学習時間になるので、得意科目はやり過ぎになり、苦手科目は不足しがちです。 また、自分にちょうどピッタリの学習内容になるわけではないので、できている問題の解説を聞いたり、分かりにくいのに足早に説明されたりすることがあります。

時間をかけている割には、不得意科目、単元がいっこうに上達しないというデメリットがあります。

個々の塾生の欠点解消には繋がりにくいです。


このようにお互いにメリット・デメリットがありますが、これを見て、自宅学習を選ぶべきか、集団塾を選ぶべきかと決めて欲しいわけではありません。

よほどのことが無い限り変更することはありません。

前述のように、デメリットを解消できるような工夫をすれば良いのです。


自宅学習生ならば、モチベーションの低下を防ぐ方法、精度高くしっかり覚えていく方法の確立を目指すべきなのです。

モチベーション向上の方法は、Twitterのbotレベルでも良いことが書かれています。

ネットの無料コラムでも良い話題がときどきあります。

最近見た「初めチョロチョロ中パッパ」なども良い方法だと思いました。


集団塾の場合は「思考力・応用力をつけていく」ことと「弱点強化・単元の克服」が2大テーマです。

思考力・応用力は難関中を目指さなければ必要が無いかもしれませんが、難関中を目指すならば必須です。

一般には難関中に行きたいなら集団塾と言われていますが、応用力・思考力で考えると、それは逆です。


どういう教材を使うか、どういうように解いていくか、解いたあとはどうするか、解けなければどうするか、そういうことを考えなくてはなりません。

苦手科目、単元があるときは塾講師は質問に来なさいと軽く言いますが、それでは解決しません。

抜本的な問題ですので、質問でなんとかなるとは思いません。

すぐに「質問」を口にする講師は逆に不誠実に感じてしまいます。


塾講師は、自宅学習は無理と断定しますが、上記のような集団塾の弱点をさらけ出すことはしません。

メリット、デメリットを伝えることで、正しい行動が取れるはずですが、片方を伏せるのはちょっと残念です。

個人的には「自宅学習&家庭教師」か「集団塾&家庭教師」が、最も効果的な方法だと思っています。

費用も高いですが。


しかし、全員に家庭教師をつけて欲しいとは思いません。

家庭教師を検討する段階で、メリットはどういうものがあって、デメリットはどういうものがあるのかを考えて欲しいです。

家庭教師をつけるにしてもデメリットはあります。

何事も良いことずくめという都合の良い作戦はありません。

デメリットを理解した上で行動をすべきです。


家庭教師を利用しないスタンダードな場合でもデメリットの克服法を考え、メリットを生かすような学習を構築すると良いでしょう。

そうすれば、家庭教師をつけなくてもそれ以上の効果は期待できます。

同じ塾の保護者どうしでストレス発散でランチなども良いですが、違う塾に行っていたり、学習スタイルが違う方と話す機会がありましたら、我が子の勉強体制の強み、弱みが見えてくると思います。

強みもあるはずです。

隣の芝生が青く見え過ぎると、得るものよりも失うものが大きそうですが、そうでなければ、いろいろなことを取り入れ、デメリットを工夫して対処するような姿勢で進めていくと良いと思います。


ブログの表題について最後に述べますが、どちらを選んだとしても、それで結果が決まるわけではありません。

どのような形態にしても、最善の策を取ることで、良い結果になります。

最善の策を考えていくことは、通塾生でも、塾ではなく保護者の努めだと思います。